ビッグワード(Big Word)とは、1単語のキーワードの他、競争が熾烈なキーワード、ウェブサイト内の重要キーワードを意味します。明確な定義はありませんが、一般的には検索規模が大きい、競争の激しいキーワード(クエリ)の事を指します。
ここでは一単語のケースをもとに解説します。
ビッグワードのクエリ選定
ビッグワードは、検索される規模も桁違いで、このキーワードで上位表示を狙う競合企業も多いです。
当然ですが、このようなキーワードで上位表示を狙う競合は、自身のビジネスの専門知識に加えて、長い間取り組んできたSEOに対する知識も豊富です。
ビッグワードで上位表示されているコンテンツを見て、それ以上の品質や独自の情報を提供できるようであれば取り組む価値はあるかもしれませんが、そうでない場合は最初からビッグワードを狙うのではなく、2~3単語で構成される複合キーワードで上位表示を狙って質の高いコンテンツを増やしていく方が効率的です。
通称QDDアルゴリズム
1単語の場合でも、競合の少ない商品名やブランドであったり、同じ単語でも競合となるカテゴリが他にない場合は、SEOの成果が出やすいものもあります。
それらを除いてGoogleの検索結果では多様性を持たせる為に、通称「QDD(Query Deserves Diversity)」と呼ばれるアルゴリズムが働きます。
※正式名称は不明です。
その為、検索ユーザーの入力するキーワードが曖昧で具体的に何を望んでいるか判別しにくい場合は、候補となりそうな多様なページを検索結果に表示します。
多様性を持たせる事で検索結果のリストのうちどれかは検索ユーザーが望む情報となるからです。
キーワード「うどん」の例
例えば「うどん」で検索すると、以下のような様々なタイプの情報が1ページ目に掲載されます。
- うどんに関しての由来や歴史
- 近所のうどん屋
- うどんのレシピ
- おすすめのうどん屋紹介記事
- うどんに関するニュース
- うどんに関するツイート
- うどんに関する動画な
検索ユーザーの意図が曖昧な為このような検索結果となります。
堅実に集客するならロングテールSEOがおすすめ
ビッグワードのSEOよりも、着実に集客を行う方法としてはロングテールSEOという手法があります。
ロングテールSEOは各ページごとに2~3ワードのキーワードでの絞り込み検索を想定したコンテンツ作成と内部最適化を行います。
ニッチキーワードを狙った質の高いコンテンツを増やしていく事で、ページ単位での集客は少なくても各ページそれぞれが集まる事で大きな集客となっていきます。
また質の高いコンテンツが集まっていき、ウェブサイトの評価が蓄積されていく事により途中からビッグワード、ミドルワードに取り組んでいく事もできます。
詳しくは、以下のページで解説しています。