Google Search Consoleの「カバレッジ」の「除外」ステータスでは次の2種類のインデックス未登録項目があります。それぞれの違いはこの表をご覧ください。
検出 – インデックス未登録 | クロール済み – インデックス未登録 | |
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該当箇所 | 検出 – インデックス未登録 | クロール済み – インデックス未登録 |
URLのリスト作成 | 完了 | 完了 |
クロール | 完了していない | 完了 |
インデックス | 完了していない | 完了していない |
それぞれ原因と対策が異なりますので、以下のリンクからGoogleのメッセージに適した対応を行ってください。
GoogleのSearch Consoleのカバレッジは、「エラー」や「有効(警告あり)」以外も頻繁ではなくとも定期的に目を通しておきましょう。「除外」ステータスの項目の中にもクロールやインデックス処理に関する問題点が潜んでいる場合があります。
「クロール済み – インデックス未登録」とはどのような状態か?
クロール済み – インデックス未登録とは、ページは Google によりクロールされたものの、インデックスには登録されていない状況を意味します。今後、インデックスに登録される可能性がありますが、登録されない可能性もあります。既にクロールはされている為、クロールのリクエストを再送信する必要はありません。
一般的には月別カテゴリページなど検索ユーザーにとって検索される事のないページやRSS feedのURL、 重複コンテンツ (/の有り無しなど正規化が必要なURL)、 ページネーション の2ページ目以降のコンテンツ、薄いコンテンツなどが該当します。
検索される可能性の小さいページであれば、インデックスすべきページかどうかはGoogleが判断しますので、無理にインデックスさせる必要はありません。
インデックスさせたいページであれば、検索ユーザーが検索しそうなクエリに適したコンテンツとなるように、ページを再編集してコンテンツの品質を改善しましょう。
Google検索で2024年2月に膨大なURLのインデックス削除が確認される
GoogleのGary Illyes氏は、Googleが2024年2月にGoogle Searchのインデックスから膨大な数のURLを削除したことを認めました。Googleのサイトに対する認識が変わったようです。
Search ConsoleはGoogleのインデックスやGoogleのランキング、Googleのサービスによって生成されたデータを利用しています。そして、そのデータを私やあなた、あるいは他の誰にでも理解できるように抽出します – なぜなら、RAW(生の)データのように、これは私たち人間にとって意味をなさないからです。
そして、この数字が上がっているということは、Googleのサイトに対する認識が変わったという可能性もあります。それも一つの可能性です。しかし、例えばサイト上でエラーが発生し、サイト上のすべてのURLにまったく同じページが表示されたという可能性もあります。それもまた、この数字が上昇する理由のひとつかもしれません。つまり、技術的な問題である場合がほとんどです。
https://www.youtube.com/watch?v=DJVaGCZLmt8&t=640s
Search Consoleでクロール済みインデックス未登録のページが大きく増えている場合は、品質の問題のヒントであるかもしれないようです。
URL検査ツールで正常にインデックスされている場合
Search Consoleのカバレッジレポート内で「クロール済み – インデックス未登録」に該当するURLでも、実際にURL検査ツール調べてみると、正常にインデックスされている場合があります。
Google Search CentralのTwitterアカウントのメッセージによると、これは、URL検査ツールと比べてカバレッジレポートの更新頻度がやや遅い事が原因のようです。URL検査ツールの結果を信頼して問題ありません。
その他にSearch Consoleのカバレッジの項目で気になる項目としては、404エラーに関連する項目が挙げられます。「エラー」や「除外」どちらにしても念の為に内容を確認する事をおすすめします。
404エラーの対応方法については以下のページが参考になるかもしれません。
確認すべきポイントと修正方法
まずは解決策を探るために、技術的な点を確認しましょう。
全てのページに対して正しくクロールが完了するかテストする必要があります。
方法としては、「screaming frog」などが紹介されていますが、SE Rankingの「サイトSEO検査」機能でもテストできます。
「クロール済みページ」サブセクションのURLを見ていく事で、統一したURLパターン(http/httpsやwwwあり無し、ディレクトリ階層のスラッシュなど)の内部リンクとなっているかを確認できます。
コンテンツやタイトルの重複などもこのツールで確認して、疑わしい箇所を修正していきましょう。